2011年に設立した沿岸域における漁船漁業ビジネスモデル研究会では,新たなビジネスモデル構築の第1弾として,西日本で広く行われている
タチウオひきなわ漁業を取り上げました。大分県臼杵をモデル地区として実施した実証調査では,「資源の持続的利用方法の開発」,「新たな操業
方法の開発」,「漁獲物の価値向上」を3本柱とし,「利益の増大」と「経営の安定化」を目指しました。この調査は2013年度に終了しましたが,これま
でに多くの機関が参画し,それぞれに成果を上げたと考えます。
そこで,個々の成果を報告するとともに,これらを統合したビジネスモデルを提示し,さらに残された問題点等について検討することとし,平成26年
11月17日に横浜市の中央水産研究所にて本シンポジウムを開催しました。