地区 秋田県金浦地区
【情報収集状況】
 情報収集日 平成26年6月7日(県水産振興センター),平成26年6,9,10月(便乗調査)
【漁業概要】
 漁法 小型底びき網:手繰第一種漁業
 隻数 小型底びき網,沖合底びき網合計7隻。(全県では沖底15隻,小底13隻(S55年には81隻あった)
 船齢
 乗組員 小型底びき網:4人乗り
沖合底びき網:
【船体】
 船型・船質 小底14トン,沖底19トン
【漁具・漁法】
 漁具 かけまわし漁具
 投揚網方式 直巻き
 綱構成 片綱1,820m,CBR使用2山方式
 網構造 網は深場用(タラ,スケトウ,アカエビ,ハタハタ,カニ),浅場用(ヒラメ,カレイ,タイ)の2種類を使い分けている。
 曳網時間 25分程度,速力1.4~1.7ノット
 網数 1日6網程度
 運航状況 早朝(6月は1:30)出港し,漁場まで2~3時間。夜明け前後から操業開始。夕刻入港
第2火曜と毎週土曜は禁漁,ただし6月は火曜日も毎週休み。
 操業日数 120日程度(10~12月頃は15日/月程度)
【操業状況】
 漁期 9~6月。ハタハタは9月~6月(盛漁期は11,12月)。
 対象種 秋田県は3地区それぞれで漁獲物組成が異なるが,ハタハタとマダラが主体。金浦を含む南部地区では,ズワイも金額では上位。
 漁場 港から2~3時間。水深100~300m程度
 問題意識 ・近年ではマダラの小型魚が多い年でも,その後の豊漁につながらない。小型魚の多獲が問題。
・小型魚のみならず,クモヒトデやブンブク,ヒトデ等の投棄種の混獲が多い。
・時季外れ(3月)の産卵後の瘦せたマダラ(安価)が多い。
 その他 水産振興センターでは,越前・京都型の混獲回避漁具を試作して調査船によって試験操業を行っている。今後,投棄種の排出や小型魚の選別網の開発について検討する由。
【漁具挙動計測】
平成26年6月,9月,10月。栄徳丸,隆栄丸,国芳丸ほか
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