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9 システム対応型:近海かつお釣り(南西諸島海域及九州西方海域)

- 調査船:第五松?丸 (19トン)
- 調査期間:周年
- 調査海域:南西諸島海域及び九州西方海域
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調査のねらい
平成21年度調査の主な成果等
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10 システム対応型:小型底びき網漁業(島根県石見海域)
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調査船:共正丸 (10トン)
調査期間:11月〜1月
調査海域:島根県西部(石見)海域
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調査のねらい
平成21年度調査の主な成果等
島根県では,同県の基幹漁業の一つである小型機船底びき網漁業(手繰第1種漁業)に関し,その厳しい経営環境を改善するため,漁業者(島根県小型底曳船協議会)とともに,漁具漁法や流通も含めた同漁業の全体的な改善に取り組んでいる。
当該地域の小型機船底びき網漁業は,全国で広く行われているかけまわしと呼ばれる漁法を用いている。当該漁法では,片舷のひき綱,網,もう片舷のひき綱の順に,四角形を描くように投網が行われ,曳網ののち,両舷のひき綱を巻き上げて揚網する。この過程で,片舷のひき綱の船側の端と網側の端とが操業毎に入れ替わる。島根県石見地区で使われている漁具は,ひき綱の船側と網側とが非対称であるため,揚網毎に次回の投網準備のためひき綱を反対方向に返しており,この作業を無くすことで1名削減の可能性がある。
このため,同県からは,当該漁業の改善策の一環として,投網準備作業の簡略化による省人化を目的とした左右対称漁具の開発要望がなされた。当該漁具が開発されれば他地域への波及も期待でき,平成21年度に取り組みを開始した。
調査の結果,当該漁具により,投網準備作業が大幅に簡略化され,1名の省人化が可能であること,比較的深い水域でカレイ類等を対象に行う操業(沖曳き)では十分な漁獲性能が得られることを確認したが,浅い水域でタイ類等を対象に行う操業(灘曳き)では漁獲性能に課題が残された。
このため平成22年度は,当該漁具による省人化を達成するため,21年度に開発した左右対称漁具の構造を元に,沖曳きと灘曳きの双方で十分な性能を得られる漁具の完成を目指すこととしている。
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1 |
効率的な操業パターンの開発
短期航海の実施による生産性を検証
南西諸島は2-3日,九州西方は1-2日が効果的であった(図1) 。

図1 海域別・操業日数別1航海当たりの漁獲量,水揚げ金額
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2 |
市場評価
同じ日に水揚げされた他製品よりも相対的に高い評価が得られた(図2)。
図2 各市場における銘柄別の第五松徳丸と当業船の価格比較
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3 |
製品の品質分析
長崎大学・長崎県総合水産試験場との共同研究の結果,鮮度管理には初期冷却の重要性が指摘された。 |
4 |
採算性の改善の可能性
・従来船よりも収益性が改善されている。
・この成果に基づき,平成22年6月に開催された漁船漁業 構造改革総合対策事業の中央協議会で,近海かつお・まぐろ地域プロジェクト
改革計画19トン型船2隻の建造が承認された。
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5 |
高水温時のカタクチイワシの生残率向上について志布志栽培センターのタンクテストにより死亡要因と改善方法が明らかになりつつある。 |
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南西諸島海域や五島沖の九州西方海域及び宮崎沖海域の近海かつお一本釣り漁業において,以下の項目に従い,19トン型かつお一本釣船の効率的な操業パターン及び漁獲物の販売単価の向上を追求する。
1 効率的な操業パターンの追求
2 販売単価向上の可能性の検討
- (1) 短期航海で生産したカツオの市場評価を把握する。
- (2) 製品の鮮度と品質分析について,長崎大学,長崎県水産総合試験場と共同で解析を行う。
3 収益性の改善の可能性の検討
4 餌(カタクチイワシ)の生残率向上についての検討
餌の生残率の向上に適した飼育環境について志布志栽培漁業センターの協力を得て検討する。
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南島根県石見地区において,当海域の重要漁業である小型底びき網漁業(かけまわし)を対象とし,漁業経営の改善に向けた取り組みの一環として,省人化等による経費削減を図るための漁具開発を行う。 |
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